12月カディプロジェクト作業場建設のための調査報告_2

土ブロック2

Hathiyar 村における土ブロックの位置づけ
土ブロックは以下の3 つの種類に分類わけができる。
・ハンドメイドで作られた土のブロック→アドベ、泥レンガ、日干しレンガ
・湿潤状態の土を手作業や機械作業によって圧縮形成したブロック→ソイルブロック
・レンガ工場で押出生成機により作られたブロック(焼成前の状態のもの)→未焼成レンガ(グリーン ブリック)
今回、Hathiyar 村において制作する土ブロックは日干しレンガに値する。
現地の構法である練り土構法ではなく土ブロックの構法を使用するのは、構造的検証が容易である点、設計側と施工側のずれを最小限に抑えコントロールしやすくなる点にある。
今回は、前回の調査で余った土を使用し、4 つの種類の土ブロックのサンプルを3 つずつ作成した。
土のみ/土+牛糞/土+麦藁/土+砂
以上4 つのサンプルを乾燥させた上で構造検証(8 日のLocal Architect との打合せの際に実験場所について相談)、曝露試験等を行う予定である。
また、構法の検証はモックアップを通じて行っていく予定である。

土ブロック型枠
作成した土ブロック
作成している様子

12/5調査  滋賀県立大学 橋本