8月カディプロジェクト作業場建設のための調査報告_15

8/22 土壁モックアップ5 日目

土壁モックアップ5 日目では、型枠で土ブロックを作成しそれを積み上げながら土壁を立上げていく構法の検証を行いました。
まず、持参したコンクリートパネルから土ブロックを作成するための型枠を作成します。作成した型枠に水とBusa( 麦藁) を加えた土を投げ入れながら充填させていきます。
土ブロックは乾燥させた方が良い( 土が収縮するため) のですが、雨季により乾きにくいため、今回は湿ったまま土壁の上に乗せていきます。最後に土ブロックの隙間を埋めるように水分量を少し多くした土を手で充填させます。
最後に形を整えて乾かします。積み上げ高さは20cm です。

8/22調査  滋賀県立大学 橋本

8月カディプロジェクト作業場建設のための調査報告_14

8/21 屋根モックアップ1 日目

屋根モックアップのために1 本の竹から割竹を作成しました。竹の太さにもよりますが、1 本の竹から4-6 本の割竹を作成することができます。
このまま作業を続行しようと思っていましたが、体調が急に悪くなりダウン。
菩提樹の影の下でしばらく横になっていましたが、体調は悪化する一方だったので、ゲストハウスに戻り、休養をとることにしました。

8/21調査  滋賀県立大学 橋本

8月カディプロジェクト作業場建設のための調査報告_13

8/20  菩提樹調査その3/ 道具の作成

菩提樹の枝の位置出しの次に必要な枝の太さに関して可能な限り測量を行ないました。
また、屋根モックアップ作成のための道具( ハッカー) を購入するためにブッタガヤのマーケットを訪れました。しかし欲しい道具が見当たらず、現地プロジェクトマネージャーSandeep さんに連れられ鍛冶屋へ訪問。
鉄筋からハッカーを作成してもらうことに!
欲しいものがなければ作れば良いという感覚は日本では中々味わえないような感覚でした!

8/20調査  滋賀県立大学 橋本

8月カディプロジェクト作業場建設のための調査報告_12

8/18 土壁モックアップ 4 日目

昨日 (8/17) は雨が降っていたため、乾燥のために1日寝かしておくことにしました。
土壁モックアップ 4 日目では、土壁の形成のため鍬で余分な部分を切り落とし、再度積み上げを行なってい行きます。
しかし、2 日目・3 日目で作成した部分を含め サイドが崩れてしまいました。雨季にのため、乾燥しにくい状態での積み上げたのが主な原因と考えられます。
前回の調査中は、50度近くの猛暑の 中での作業だったため、このような問題は起きなかったため、やはり自然素材は一筋縄に行かないなと痛感することとなりました。

8/8調査  滋賀県立大学 橋本

8月カディプロジェクト作業場建設のための調査報告_11

8/16 土壁モックアップ 3 日目

土壁モックアップ 2 日目では、麦わら ( 現地では Busa と呼ばれている ) を昨日より多く加えて、土壁の作成を行ないました。
麦わらの量を増やしたのは、土の粘土質を少し弱めつつ、作業の効率化を図るためです。
これも当初のスタートから調査してくれているハティヤール村のジャッカルマンジー 氏に協力してもらい検討を重ねています。
麦わらは土の繋ぎ材として も機能するため、乾燥した際のひび割れを低減できることもわかりました。
昨日と同様に 20cm 程積み上げて乾燥を待ちます。

8/16調査  滋賀県立大学 橋本